歯を削ったあとに入れる詰め物や被せ物には、金属製のものが多く使われています。しかし金属アレルギーの心配があるだけでなく、口を開けたときに目立ってしまうため、当院ではメタルフリーの白い詰め物・被せ物をおススメしています。歯科技工士が実際に治療に立ち会って、患者さま一人ひとりにピッタリのものをお作りします。
※保険外診療です
白い詰め物や被せ物の治療は、審美歯科治療に携わって10年以上(※)の経験を持つ院長が担当しています。院長はこれまでこの分野で多くの経験を積み、技術を磨いてまいりました。治療に取り組む傍らで研究を続け、日本顎咬合学会でその成果を発表したこともあります。
患者さまが生まれ持った歯のように自然で美しく、また機能性に優れた、長持ちをする詰め物や被せ物をお作りいたしますので、どうぞ安心してお任せください。
機能性の良い詰め物や被せ物をお作りするために重要なのは、もともとの噛み合わせにも配慮することです。噛み合わせは車でいうタイヤのようなものです。車にとってタイヤはなくてはならないものであり、ここに不具合が発生すると燃費が悪くなるなど、長い目で見たときにじわじわと悪影響が出てきてしまいます。
噛み合わせも同様で、少しの不具合がお口全体の機能に問題を引き起こすこともあるのです。そのため、患者さま一人ひとりの噛み合わせの状態を把握して治療を進めることが、すべてにつながると考えています。
(※2018年現在)
これまで虫歯の治療などで歯を削った後には、銀歯のような金属製の詰め物や被せ物を入れることが多かったと思います。しかし当院では、「メタルフリー」を推奨しています。
詰め物や被せ物に金属を使用すると、一度治療した歯が再び虫歯になりやすい、粘膜が荒れる、金属アレルギーの原因になるなど、多くの弊害が現れるのです。そのため最近では、お口の中から金属を排除するメタルフリーという考え方が主流になりつつあります。これは保険外診療の場合に限らず、保険診療においても同様です。
当院ではこのメタルフリーの考え方にもとづき、見た目の問題だけでなく、機能的で全身の健康にも配慮したセラミック製の白い詰め物・被せ物をおススメしています。
銀歯による金属アレルギーの危険性
銀歯(銀合金の詰め物やクラウン)は、虫歯の治療や歯の補綴に広く使用されていますが、一部の患者にとっては金属アレルギーを引き起こすリスクがあります。特に口腔内に常に金属が存在するため、アレルギー反応が慢性的に発生する可能性があり、その危険性について理解しておくことが重要です。大きく分けて4つほど、金属アレルギーによって、引き起こされる影響をお話致します。
1.慢性的なアレルギー反応
‥銀歯による金属アレルギーは、口腔内で金属が唾液と反応することで発生します。唾液が金属に触れると、微量の金属イオンが溶け出し、これが体内に吸収されます。この金属イオンが免疫系に認識されると、アレルギー反応が引き起こされます。口腔内は常に湿っており、金属が長期間にわたって口内に存在するため、アレルギー反応が慢性的に続くリスクがあります。症状が持続することで、生活の質が低下し、全身性の症状が現れることもあります。
2.口腔内の炎症
‥金属アレルギーが発生すると、口腔内で炎症が起こることがあります。この炎症は、歯茎の腫れ、口内炎、口腔内の違和感や痛みとして現れることがあります。また、口腔内の粘膜が敏感になり、触れるたびに痛みを感じることがあります。
3.全身への影響
‥口腔内の銀歯による金属アレルギーは、口内だけにとどまらず、全身に影響を及ぼすことがあります。これには、皮膚の湿疹やかゆみ、関節痛、疲労感などが含まれます。これらの全身性の症状は、金属アレルギーが原因であることに気づきにくい場合もあり、診断が遅れることがあります。
4.その他のリスク
‥金属アレルギーが原因で銀歯が適切に機能しなくなることがあります。炎症や痛みがあると、食事や会話に支障をきたすことがあり、長期的には歯や歯茎の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。また、治療が遅れると、口腔内の状態が悪化し、さらなる歯科治療が必要になることもあります。
歯を削った後に入れる詰め物や被せ物は、歯科技工所という場所で、歯科技工士という専門家が製作します。自然な白さの美しい詰め物や被せ物を作るには、患者さまのお口の中の状態を把握した上で、お顔や口元とのバランスを考慮することが欠かせません。
そのため当院では症例に合わせて歯科技工士が実際に診療に立ち会って、直接患者さまの歯の色調や形状、歯並びなどの細かい部分を確認しています。患者さまのご希望に添った上で、お口の中だけでなく、お顔全体に合わせた詰め物・被せ物をお作りしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当院で詰め物・被せ物をお作りいただいた患者さまには、1年間の保証をおつけしています。この保証は、当院で継続してメインテナンスを受け、ナイトガードというマウスピースを利用いただける患者さまのみが受けられるものです。お口の中に入れるものは消耗品ではありますが、精密な検査をした上で丁寧にお作りしていますので、自信を持って保証をおつけできるのです。
オールセラミック | 120,000円(税別) |
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ジルコニア | 100,000円(税別) |
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キャスタブルセラミック | 100,000円(税別) |
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ハイブリッドレジン | 40,000円(税別) |
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ハイブリッド | 40,000円(税別) |
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キャスタブルセラミック | 75,000円(税別) |
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ハイブリッドレジン | 25,000円(税別) |
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検査器具やレントゲンで、歯やあごの骨の状態を調べます。
歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
詰め物や被せ物の土台になる歯を削ります。
詰め物や被せ物を装着します。
詰め物や被せ物を長持ちさせるために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
審美治療には、保険診療と自由診療があり、それぞれ使用できる素材が異なります。保険診療で認められている素材は、耐久性や見た目に制限がありますが、当院では保険診療の範囲内でも、できるだけ白く美しい歯を提供できるよう努めています 。一方、自由診療では、セラミックなどより美しく、天然歯に近い透明感と色合いを再現できる素材を選ぶことができます。また、強度も高く、変色しにくいというメリットがあります 。患者さまのご希望に合わせて、メリット・デメリットを丁寧に説明し、最適な治療法をご提案します 。
はい、ご安心ください。金属アレルギーをお持ちの方や、将来的なリスクを避けたい方のために、金属を一切使用しない「メタルフリー」の素材で治療を行うことが可能です。保険診療でも認められており、皮膚科での診断書があれば、プラスチックを用いた治療が可能です。また、保険外治療にはなりますが、セラミックなどの素材は、生体親和性が高く、金属アレルギーの心配がありません 。また、金属の被せ物のように歯ぐきが黒ずむこともなく、自然な美しさを保つことができます。身体への優しさと見た目の美しさを両立させた治療について、お気軽にご相談ください 。
審美治療にかかる期間は、治療内容や歯の本数、お口の状態によって異なります。むし歯治療と同時に白い詰め物(コンポジットレジン)を詰めるだけであれば、比較的短期間で完了します 。一方、被せ物を作成する場合は、型取りをしてから技工所で製作する期間が必要となるため、数回の通院が必要となることがあります。患者さまのご希望やご予算を伺った上で、無理のない治療計画を立て、治療期間や流れについても事前に丁寧にご説明いたします 。
審美治療の費用は、治療法や使用する素材によって大きく異なります。保険診療の場合は費用が定められていますが、自由診療では、より高品質な素材を使用するため、費用は全額自己負担となります 。当院では、患者さまに安心して治療に臨んでいただくため、事前にカウンセリングで、治療計画と費用について明確にご説明する時間を設けています 。無理に治療を勧めることはありませんので、ご納得いただいた上で治療を進めます 。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:00~12:30
午後:13:30~18:00
△:土曜日は13:00~16:30
休診日:木曜日、日曜日
※祝日週は木曜振替