こんにちは!加古川市にある、「シラセデンタルクリニック」です。
本日はよくご質問をいただく小児歯科分野のご質問にお答えできればと思います。
「こどもの歯並びが気になるけれど、矯正を始めるべきかどうか迷っている」
「小児矯正にはどんなメリットやデメリットがあるの?」という疑問をよく耳にします。
小児矯正は、成長期に合わせて歯並びを整えることで、将来の歯科トラブルを防ぐ重要な治療ですが、治療期間や費用の負担などのデメリットもあります。
この記事では、小児矯正のメリットとデメリット、治療の必要性、矯正方法の種類について詳しく解説します。
お子さまにとって最適な矯正治療の方法が分かり、矯正を始めるかどうかの判断がしやすくなります。お子さまの歯並びを整えたいと考えているご家族は、ぜひ最後までお読みください!
小児矯正には、成長期ならではの大きなメリットがあります。歯並びだけでなく、口元や健康面にも良い影響を与える治療です。
歯並びの改善と見た目の向上
小児矯正を行うことで、歯並びが整い、見た目の印象が大きく改善されます。歯並びが悪いと、口元のバランスが崩れ、顔の輪郭にも影響を与えることがあります。しかし、成長期に矯正をすることで、自然な形で歯列を整え、笑顔に自信を持てるようになります。さらに、歯並びの改善により、正しい発音がしやすくなる効果もあります。
将来の歯科治療リスクの軽減
小児矯正を行うことで、将来的な歯科治療のリスクを軽減できます。歯並びが悪いと、歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、かみ合わせの問題があると、顎関節症を引き起こすこともあります。早期に矯正を行うことで、これらのリスクを減らし、健康な歯を長く維持することができます。
成長に合わせた早期治療の重要性
成長期に矯正を行うことで、歯の移動がスムーズになり、矯正の効果を最大限に引き出すことができます。特に、顎の骨がまだ柔らかい時期に矯正を行うことで、骨格の成長をコントロールしながら治療を進めることができます。その結果、成人矯正に比べて治療期間が短くなり、歯を抜かずに矯正が完了する可能性が高まります。
小児矯正のデメリットとは
小児矯正には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。事前に理解しておくことで、治療をスムーズに進めることができます。
治療期間とその負担
小児矯正は、数年単位での治療が必要になります。特に、1期治療(6歳〜10歳)と2期治療(10歳〜15歳)に分かれる場合、長期間にわたる矯正が必要になることもあります。また、定期的な通院が必要になるため、こどもだけでなく、親の負担も考慮する必要があります。
痛みや不快感について
矯正装置をつけると、最初の数日間は歯が動くことで痛みや違和感を感じることがあります。特に、ワイヤー矯正の場合、装置が口の中に当たって口内炎ができることもあります。慣れるまでの期間は、柔らかい食事を用意し、できるだけ刺激を避けることが大切です。
経済的な負担と費用の問題
小児矯正は、基本的に保険適用外のため、治療費が高額になることがあります。一般的な費用は1期治療で30〜50万円、2期治療で60〜100万円程度が相場です。ただし、早期に矯正を行うことで、成人矯正の費用や抜歯のリスクを軽減できるため、長期的に見るとメリットが大きい場合もあります。
小児矯正の必要性について、歯科医がどのように判断するのか、そして治療の効果について詳しく説明します。
歯科医がすすめる理由
歯科医は、こどもの歯並びや噛み合わせを診断し、矯正が必要かどうかを判断します。特に、顎の成長が不均等な場合や、前歯の噛み合わせに問題がある場合、早期治療が勧められます。放置すると、歯並びの悪化や発音の問題につながる可能性があります。さらに、歯並びが悪いと食べ物をうまく噛めず、消化に負担がかかることがあります。矯正を行うことで、こどもの健康全体にも良い影響を与えることができます。
乳歯と永久歯の違いに基づく治療
乳歯の段階で矯正を始めることで、永久歯が正しい位置に生えるスペースを確保できます。乳歯は柔らかく、矯正の効果が出やすいですが、永久歯になると歯の移動が難しくなるため、早めの対応が効果的です。乳歯の時期に矯正を行うと、顎の成長を促しながら歯並びを整えやすくなります。また、早期に治療を開始することで、将来的な抜歯のリスクを減らし、より自然な歯並びを維持できる可能性が高まります。
発育におけるバランス改善
歯並びだけでなく、顎の成長や顔のバランスを整える効果もあります。歯並びが悪いと、口呼吸や姿勢の乱れを引き起こすことがあり、全身の健康にも影響を与える可能性があります。特に、出っ歯や受け口のような噛み合わせの問題は、見た目だけでなく、発音や食事の際の咀嚼にも影響を及ぼします。矯正を行うことで、顎の発育が適切に進み、将来的なフェイスラインの形成にも良い影響を与えます。
矯正治療にはさまざまな方法があり、それぞれの特徴を理解することが重要です。
【ワイヤー矯正とマウスピース矯正】
ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーを使って歯を動かす方法です。一方、マウスピース矯正は、透明な装置を使用するため、目立ちにくく、こどもにも負担が少ない方法として人気があります。ワイヤー矯正は効果が高く、重度の歯並びの乱れにも対応できますが、装置が目立ちやすく、食事や歯磨きの際に注意が必要です。マウスピース矯正は装置が目立たないため、審美的なメリットがありますが、こどもが決められた時間装着しなければ効果が十分に得られないため、管理が重要になります。
【顎顔面矯正とその利点】
顎顔面矯正は、顎の成長をコントロールしながら歯並びを整える方法です。成長期のこどもに適しており、骨格の問題を改善できるため、長期的に見て大きなメリットがあります。この矯正方法は、特に顎が狭く歯が並ぶスペースが足りないこどもに適しており、将来的な抜歯のリスクを減らせる可能性があります。さらに、顎の発育を整えることで、呼吸のしやすさや姿勢の改善にもつながり、健康面でのメリットも期待できます。
【装置の種類と特性】
取り外し式の装置や固定式の装置があり、症例によって最適な方法が異なります。生活スタイルや治療の目的に応じて、最適な矯正方法を選ぶことが大切です。取り外し式の装置は、食事や歯磨きの際に取り外せるため、衛生的に管理しやすいですが、装着時間を守らないと十分な効果が得られません。一方、固定式の装置は、矯正の効果が高いものの、歯磨きが難しくなるため、虫歯予防のためにフロスや歯間ブラシの使用が推奨されます。
まとめ
小児矯正は、歯並びを整えるだけでなく、こどもの成長や健康にも大きな影響を与える重要な治療です。早期に矯正を行うことで、顎の成長をコントロールしながら、永久歯が正しい位置に生えるようサポートできます。また、矯正によって噛み合わせが改善されることで、食事や発音のしやすさ、さらには顔のバランスにも良い影響を与えます。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、加古川市にある「シラセデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
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