加古川市にある、やさしい歯医者さん
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こんにちは!加古川市にある、「シラセデンタルクリニック」です。本日はよくご質問をいただく小児歯科分野のご質問にお答えできればと思います。
「こどもが寝ているときに歯ぎしりをしている」「歯ぎしりが歯や顎に悪影響を及ぼすのか気になる」
とお悩みではありませんか?歯ぎしりは大人だけでなく、こどもにも見られる現象であり、成長過程で自然に起こることもあります。しかし、強い歯ぎしりが続くと、歯の摩耗や顎関節への負担が生じることがあります。
この記事では、こどもの歯ぎしりの原因や影響、治療法や対策、年齢別の特徴について詳しく解説します。お子さまの歯ぎしりが気になるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
歯ぎしりは、こどもにもよく見られる現象であり、成長とともに自然になくなることもあります。しかし、継続的な歯ぎしりが歯や顎に影響を及ぼすことがあるため、原因を理解し、適切な対策を取ることが大切です。
◎子供の歯ぎしりの症状とは
こどもの歯ぎしりは、特に寝ている間に起こることが多く、「ギリギリ」「カチカチ」といった音が聞こえるのが特徴です。昼間でも、緊張やストレスを感じる場面で無意識に歯を噛みしめることがあります。歯ぎしりが続くと、歯の表面がすり減ったり、顎の筋肉が疲労したりすることがあります。
◎子供における歯ぎしりの一般的な原因
こどもの歯ぎしりの原因はさまざまですが、主に次のような要因が関係しています。
歯の生え変わり:乳歯から永久歯への生え変わりの過程で、噛み合わせが不安定になると、無意識に歯ぎしりをすることがあります。
ストレスや不安:学校生活の変化や家庭環境の影響で、こどもが無意識にストレスを感じ、歯ぎしりをすることがあります。
顎の発達:成長期に顎の発達が進む中で、筋肉の調整として歯ぎしりが起こることがあります。
◎歯ぎしりのケースとその悪影響
軽度の歯ぎしりは成長とともに自然に消えることが多いですが、長期間続く場合には注意が必要です。強い歯ぎしりが続くと、次のような影響が出る可能性があります。
歯の摩耗による知覚過敏や痛み
顎関節に負担がかかることで、顎関節症を引き起こす可能性
歯並びが乱れる原因となることもある
歯ぎしりが歯や顎に与える影響とは?
歯ぎしりは、一時的なものであれば問題ありませんが、長期的に続くと歯や顎に悪影響を及ぼすことがあります。
歯がすり減る影響とそのメカニズム
強い歯ぎしりが続くと、歯の表面のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏を引き起こすことがあります。特に、夜間の歯ぎしりは無意識に強い力が加わるため、歯への負担が大きくなります。エナメル質が薄くなると、虫歯や歯の破損のリスクが高まるため、注意が必要です。
顎関節症との関係とそのリスク
歯ぎしりが続くと、顎関節にも負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。こどもが朝起きたときに顎の痛みを訴えたり、口が開きにくくなったりする場合は、歯ぎしりが原因の可能性があります。早めに歯科医に相談し、適切なケアを行うことが重要です。
乳歯と永久歯への影響
乳歯の段階で強い歯ぎしりがあると、永久歯の生え方にも影響を与えることがあります。特に、歯が削れることで歯並びが崩れ、将来的に矯正が必要になるケースもあります。永久歯に生え変わる時期に歯ぎしりが続く場合は、専門医に相談することをおすすめします。
こどもの歯ぎしりは、成長とともに自然に減ることが多いですが、長期間続く場合や強い力が加わる場合には、適切な治療や対策が必要になります。
歯科医が教える治療方法
歯ぎしりが長期間続く場合、歯科医による治療が必要になることがあります。治療方法として、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)が一般的に用いられます。ナイトガードは、歯の摩耗を防ぎ、顎関節への負担を軽減するための装置で、こどもの歯や顎の成長に合わせたカスタムメイドのものが推奨されます。
また、歯のすり減りやかみ合わせの問題が原因で歯ぎしりが発生している場合は、矯正治療を行うことで改善することもあります。矯正治療によってかみ合わせが整うと、歯ぎしりの頻度が減るケースも少なくありません。
家庭でできる対策と注意点
家庭でできる歯ぎしり対策として、こどもの生活習慣を見直すことが重要です。特に、ストレスや疲労が歯ぎしりの原因となることがあるため、リラックスできる環境を整えることが大切です。
寝る前にリラックスする習慣をつける:こどもが寝る前に興奮するような遊びや、スマートフォン・タブレットの使用を控え、リラックスした状態で就寝できるようにしましょう。
栄養バランスのとれた食事を摂る:カルシウムやマグネシウムが不足すると、歯ぎしりを引き起こすことがあるため、バランスの良い食事を心がけることも大切です。
ガムを噛ませる:日中に無意識の噛み締めが多い場合、キシリトール入りのガムを噛ませることで、顎の緊張を和らげる効果が期待できます。
心配無用?無意識の生理現象としての理解
こどもの歯ぎしりは、成長に伴う一時的な生理現象であることが多いため、必ずしも治療が必要とは限りません。特に乳歯から永久歯に生え変わる時期には、かみ合わせの調整として歯ぎしりを行うことがあります。そのため、痛みを伴わない場合や、歯に大きなダメージが見られない場合は、無理に治療をしなくても問題ないケースもあります。
しかし、歯ぎしりが長期間続く場合や、歯がすり減って痛みが出る場合、顎に違和感がある場合は、専門医に相談することをおすすめします。
こどもの歯ぎしりは、年齢によってその原因や特徴が異なります。成長段階に応じた対応を知ることが、適切なケアにつながります。
<4歳から10歳までの子供のケース>
4歳から10歳のこどもは、乳歯から永久歯へと生え変わる時期にあたり、歯ぎしりが頻繁に見られることがあります。この時期の歯ぎしりは、かみ合わせの調整として自然に起こるものであり、基本的には心配不要です。ただし、歯が極端にすり減る場合や、顎の痛みを訴える場合は、歯科医の診察を受けることをおすすめします。
また、学校生活のストレスや、生活習慣の乱れが影響して歯ぎしりが悪化することもあります。日常の様子を観察し、ストレスを軽減するような環境づくりを心がけることが重要です。
<中学生の歯ぎしりとその特性>
中学生になると、永久歯がほぼ生えそろい、噛み合わせが安定してくるため、歯ぎしりの頻度は減少することが一般的です。しかし、この時期は成長ホルモンの影響で筋肉の発達が進み、噛む力が強くなるため、強い歯ぎしりが見られることがあります。
また、受験勉強や部活動などのストレスが原因で、無意識のうちに歯を噛み締めることもあります。歯ぎしりが続く場合は、リラックスできる環境を整え、必要に応じてナイトガードを使用することも検討しましょう。
<成長過程における歯ぎしりの影響>
成長段階における歯ぎしりの影響は、こどもの歯や顎の発達に大きく関係します。特に、乳歯の時期に強い歯ぎしりが続くと、永久歯の生え方に影響を与える可能性があります。また、思春期に入ると、顎の成長が活発になるため、歯ぎしりが顎関節症のリスクを高めることもあります。
まとめ
こどもの歯ぎしりは、成長過程の一環として自然に起こることが多く、多くの場合は特別な治療を必要としません。しかし、長期間続く場合や、歯の摩耗や顎の痛みを伴う場合は、注意が必要です。
歯ぎしりの原因には、歯の生え変わり、ストレス、かみ合わせの問題などが関係しており、年齢によってその特徴や影響が異なります。特に、幼児期の歯ぎしりはかみ合わせの調整として起こることが多く、中学生以降はストレスが要因となることが増えてきます。そのため、生活習慣の見直しやリラックスできる環境づくりが重要です。
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